エクステリア
■ 2022/05/06
ウォークインクローゼットのある生活
ウォークインクローゼットとは?
ウォークインクローゼットとは英語でwalk‐in closetと表し、いわゆる歩いて入るほどのスペースがあるクローゼットを指します。人が入れる広さなので、少なくとも2畳以上はあると考えられます。
ウォークインクローゼットの中にはハンガーパイプや棚が設えてあり、ハンガーに衣類をかけたり、衣類を棚に収納したりできるほか、帽子やネクタイ、アクセサリーなどをまとめて管理することが可能です。
また、ウォークインクローゼットは独立した小部屋であるため扉がついています。そのため、部屋のデザインを損ないませんし、床の段差もないので居室に入るようにスムーズに出入りすることができます。
ウォークインクローゼットは寝室に備えつけられている場合が多いですが、廊下に面していたり、リビングの一角に備えつけられたりしていることもあります。
ウォークインクローゼットに収納するコツ
ウォークインクローゼットを上手に活用するためには、きちんと整理をする必要があります。
いかにきれいに詰め込むかより、衣類を見つけやすく取り出しやすくするにはどうしたらいいか、ということが大切です。
『利用頻度の高いものを取り出しやすいところに収納する』というのは鉄則ですが、それ以外にも自分なりのルールを作っておくといいでしょう。
例えば、ハンガーをかけるときにブラウス、ワイシャツ、ジャケット、スーツ、コートなど同じ種類の衣類をまとめて、左から丈の短い順にかけていくというルールを作っておくと見た目もすっきりするうえ、衣類を探すときも察しがついて便利です。
ウォークインクローゼットのメリット
大きなメリットは、衣類全体が見渡せることです。
通路スペースが広ければ着替え室としても利用できますし、一部屋でその日の衣類のコーディネートも可能です。
また、ウォークインクローゼットは棚の配置や奥行き、身長より上の空間の収納計画をすることで、衣類以外のストック品などを収納する納戸としても活用できます。
ウォークインクローゼットのデメリット
一方 ウォークインクローゼットのデメリットは、同じ収納量であれば通常のクローゼットより床面積を必要とすることでしょう。
また、ウォークインクローゼットは壁面に沿って収納を配置するため、どうしてもコーナー部分は収納物が取り出しにくいエリアになってしまいます。
ウォークインクローゼットの位置を確認しましょう
例えば、主寝室に大きなウォークインクローゼットがあるけれど、子供部屋にはクローゼットがないという場合、子供は物を出し入れするたびに主寝室に行かなければなりません。
ウォークインクローゼットが誰にとっても使いやすい位置にあるか、しっかり確認する必要があります。
ウォークインクローゼットの広さを体感しましょう
ハンガーに吊るした衣類は60cmぐらいの幅が必要です。衣類のスペースを確保して、なお歩けるスペースが残されているか確認をしましょう。
また、ウォークインクローゼットのパイプの太さや強度、棚板の枚数の確認も大切です。その他、ウォークインクローゼット内の明るさも忘れずにチェックしておきましょう。衣類を探すうえでも室内の照明は必須です。
このように、いろんな点に注意しながらウォークインクローゼットのよさを最大限に引き出してみてください。すっきりとした快適な生活を送ることができるでしょう!
今ある部屋をウォークインクローゼットにリフォームする際の注意点
ウォークインクローゼットへのリフォームを検討する際に、注意しなければならないポイントがいくつかあります。
①廊下やリビングから直接出入りできるようにした方が便利
使い勝手という観点では、廊下やリビングから直接出入りできるよう出入り口を設置することをおすすめします。
ウォークインクローゼットは朝晩の着替え、洗濯物の収納など一日に何度も行き来する空間になります。利用の都度、特定の部屋を通り抜ける手間を考えると、廊下やリビングから出入りできれば動線がスッキリします。
毎日のことなので動線が少しでも短くなるよう配慮が必要です。
②通路は60センチを確保する
3帖(タテ2.73m ×ヨコ 1.82m)のウォークインクローゼットであれば、両側の壁に対してハンガーパイプなどの棚を備え付けることができます。
このときに注意が必要なのは、通路の幅です。人の肩幅は50cmほどであるため、通路部分が50cmほどしかとれないのであれば、ハンガーにぶら下げた服が体に当たるなどストレスになってしまいます。
60cmほどを確保するためにウォークインクローゼット自体を拡張させるか、もしくは、ハンガーパイプの設置は片側の壁だけにし、もう一方の壁には幅の狭い棚を設置するなどの工夫が必要です。
まとめ
今回は、ウォークインクローゼットについて見てきました。
ウォークインクローゼットなどの収納は、奥行きや広さを少し調整してあげることでストレスが減り、快適に使う事ができるようになる事が多くなります。
また、ウォークインクローゼットへのリフォームに要する費用は、ウォークインクローゼットの造作に要する費用だけではなく、その周辺も一緒にリフォームする形になるため、状況に応じてリフォーム費用は大きく異なります。
そのため正確な費用を知るためには、実際にリフォーム会社に現地調査を依頼し、見積りをとることが必要でしょう。
快適な生活を送るためにも、ぜひウォークインクローゼットを活用してみてください。