洗面化粧台
■ 2022/04/16
車いす対応洗面化粧台の特長
住宅にも設置できる、車いす対応洗面化粧台があることをご存じですか。
生活していく中で、高齢になったり障害を負ったりして車いすでの生活を余儀なくされることがあります。今は必要ではなくても、今後、必要になる可能性は誰しもが持ち合わせています。
今回は、車いす対応洗面化粧台にはどのようなものがあるのか、
主なメーカーの特徴についてご紹介します。
車いすでも使いやすい洗面化粧台のポイント
一般の住宅用洗面化粧台は、洗面ボウルの下に収納がついています。
しかし、車いすを使用している場合、この収納が邪魔をして十分に洗面化粧台に近づけず、使い勝手があまり良くないことがあります。また、車いすに座ったままでは、上についている鏡が見えにくいこともあります。
車いすでも蛇口に手が届き、鏡を見ることができる洗面化粧台は、
足元に車いすが入り込むスペースや、洗面台からすぐに取り付けられた鏡が必要になります。
メーカー別洗面化粧台
LIXIL(ドゥケア・カウンター)
ドゥケア・カウンター は、
車いすでの動作スペースをコンパクトにするために、ベース部分は斜めにカット、家具調のパネルで排水部分が見えなくなっているので、スッキリとした印象です。
また、サイドにトールキャビネットを設置したり、三面鏡を使ったりすることで収納も確保できます。
洗面ボウルの形状は奥行きが605mmのストレートタイプと、狭い壁にも収まる440mmのラウンドタイプがあります。
さらに、洗面器には身体を優しく支える柔らかなカーブが施されているので、不安定な体勢になったときも握りやすくて安心です。
TOTO(車いす対応洗面)
TOTOの車いす対応洗面は、ボウルの前面部分が薄型の形状になっています。
そのため、つかまりやすく・身体を支えやすい工夫がされています。
昇降なし(エンドパネル式)とあり(昇降式)の2タイプから選べる洗面化粧台で、あふれ面の高さが選択できるため、使う人の身体の状態に合わせて選ぶことができます。
また、トールタイプの収納は、引き出しや開きタイプ以外にもサイドオープンタイプもあります。
このサイドオープンタイプは、低い位置なら介添えなしに手が届き、取り出しやすくなっています。
タカラスタンダード(ライフサポート洗面化粧台)
ライフサポート洗面化粧台の側面は、斜めにカットされているため、車いすで回転・方向転換しやすい形状になっています。
また、ミラーの横にはオープンの収納棚があり、座ったまま手の届きやすい位置に、スイッチとコンセントも配置されています。
ホーロークリーン洗面パネルを使えば、マグネット式の収納が付けられるので、よく使う眼鏡など小物を収納することもできます。
使う人に合わせて高さが微調整できるのは嬉しいことですよね。
まとめ
高齢社会といわれる日本。
これからは、車いすを使って自宅で過ごす人も多くなるかもしれません。脚が不自由でもおしゃれをしたり、身だしなみをキチンと整えたりすることで、毎日の生活にメリハリがついて外出も楽しみになります。障害のあるなしにかかわらず、将来の家族の気持ちに寄り添った家づくりを考えたいものです。
また、バリアフリーに関するリフォームを考える際、分からないことがありましたらお気軽に高松リフォームスタジオへご相談ください♪