トイレリフォーム
■ 2021/07/08
自宅でできるトイレの臭い対策
「お掃除しているのにトイレの臭いがとれない…」「どこから臭いがしてるのか分からない…」
そのような経験はありませんか?ある程度の頻度でトイレ掃除をしているのにも関わらずトイレ特有の嫌な臭いが気になるお悩みをお持ちの方、毎日使うトイレ。清潔感があり、快適な空間を作りたいですよね。
そこで、気になるトイレの臭いの原因と自宅でできるトイレの臭い対策をご紹介します。
トイレの臭い原因
原因① 尿ハネによるアンモニア臭
トイレのアンモニア臭の原因は目に見えない尿汚れが残っているからです。
尿が排出された時はまだアンモニア臭くありません。しかし、すぐに流さず放置していると雑菌が繁殖して尿の成分が分解されアンモニアが発生して臭くなるのです。便器内側に飛び散った目に見えないしぶきがやがて、ニオイの原因になっています。
又、男性が立って用を足した場合、壁や床にも尿がはねて臭いが発生することもあります。
原因② 便器内の尿石
尿石とは、尿に含まれる成分が便器内で固まったものです。
放置された尿が分解されてアンモニアが発生するとその尿に含まれているカルシウム成分が固形化して尿石になります。一旦尿石ができると菌の温床となり、更に菌が増殖して尿石が増大する原因になります。
尿石は他の汚れよりも取るのが大変なので尿が尿石に変化する前に除去して尿石化を防ぐことが大切です。
原因③ カビの発生によるカビ臭
トイレ空間には常に水があるので湿度が高くカビが繁殖しやすい環境です。タンク内や換気扇のファンなど、目に見えない場所でしらない間に大量発生していることもあります。トイレタンク内や便器の裏側、壁などが黒くなっている場合には注意が必要です。
原因④ 封水切れ水漏れによる下水臭
トイレで下水臭がする場合は、トイレ内に溜まっている水のことを封水というのですがその封水が不足して、下水管からニオイが上がってきている可能性も。封水は長時間トイレを使っていないと蒸発して不足状態になったりします。思い当たる理由のなく封水不足になっていたら排水管内でトラブルがおきていると考えられます。配水管がつまっていると排水に通常よりも多くの水が必要になり封水不足になることもあるのです。
便器と床、クッションフロアの間に隙間ができてしまい下水臭が漏れ出しているケースもあります。
トイレの臭いがしたら確認してもらいたいポイント、対策
① 便器のふち裏
便器掃除の際は、ふち裏もブラシやトイレシートを使ってしっかり掃除して下さい。ふち裏は目に見えない部分なので、忘れないようにマメにブラシでこするように心がけましょう。
② 便座と便器の間
大半の便座はスライドしてずらしたり、取り外しができる事が可能なので定期的な確認をして掃除して下さい。
③ 床、便器の境目
トイレ掃除の際はトイレシートで毎回床全体を拭き取りましょう。継ぎ目部分は使い古しのブラシで汚れをかき出すように掃除します。
継ぎ目部分は使い古しのブラシで汚れをかき出すように掃除します。
④ 壁
特に壁は、忘れがちでありませんか?
壁紙の素材を確認してトイレ用の中性洗剤で壁全体を濡れ拭きするか、トイレ用の拭き掃除シートで特に腰から下の高さを中心に下の方をしっかり拭いて掃除してください。最後に乾拭きしてから換気扇を回しておくと良いですね。
⑤ タンク内のカビ
タンクを開けて中性洗剤をかけ、使い古しの歯ブラシでこすれば掃除できます。
⑥ トイレブラシケース
「壁も床も便器も掃除しているのになぜ臭うの?」と見落としがちなのが「トイレブラシケース」です。対策としては、ケースの底をマメに拭き取るか100円ショップなどでブラシセットを買って定期的に交換するなどをオススメします。
汚れが尿石化してしまい落ちない場合の対策
酸性のトイレ用洗剤を使用して洗剤湿布をします。
尿石の部分にトイレットペーパーを置きその上から尿石にまで浸透するように酸性のトイレ用洗剤をかけます。そのまま湿布のように貼った状態で2~3分放置します。
それでも尿石が落ちなければこの作業を何度か繰り返して下さい。
(※酸性のトイレ用洗剤は使い方を間違えると危険な薬剤でもあるので取り扱いには注意)
まとめ
住宅の中でもトイレは最も汚れる部分です。やはりこまめに掃除することが1番大切です。男性の方には座って用を足してもらい、フタを閉めて流すなど気をつける事で掃除も楽になります。換気をして空気を循環させることも心がけましょう。
できる限り清潔な空間を保って快適に使えるトイレにしましょうね。