トイレリフォーム
■ 2020/12/15
最新トイレの除菌機能
「そろそろ古くなったトイレを買い替えたい」でも、「どんな機能に注目したらいいか分からない」というかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
過去に温水洗浄便座を購入するとき、重視する機能について調査したところ、1位は「座り心地」、2位は「除菌機能」でした。それくらい「除菌」に対する意識は高いようです。
今回は、TOTOとLIXILを比較して最新のトイレの「除菌機能」の魅力をご紹介したいと思います。
清潔を保つためのそれぞれの除菌機能
除菌方法はメーカーによって異なり、TOTOは「きれい除菌水」、LIXILは「プラズマクラスター」を使って除菌をします。
TOTO:きれい除菌水
「きれい除菌水」は、水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水です。薬品や洗剤を使うことなく、水から作られているので、時間がたつともとの水に戻るという特性があります。
TOTOのきれい除菌水の試験では99%の除菌効果を確認しているにもかかわらず、環境にもやさしいので、お子さんがいる家庭でも安心して使用できます。
LIXIL:プラズマクラスター
プラズマクラスターはシャープが開発した空気清浄機として広く知られていますが、一番の効果は空気中に浮遊するカビ菌を除去し、ウイルスを抑制することです。
LIXILのトイレはこの機能を搭載することによって、イオンの力でトイレを除菌してくれます。
すでに空気清浄機で効果を感じている方は、その効果をトイレにも使用できるのは嬉しいことですね。
では、実際にどのように除菌をしているのか見ていきましょう。
自動で除菌してくれる機能
TOTO
■便器 : 便器きれい
1. トイレ使用前に、水を便器に吹きかける(プレミスト)
2. トイレ使用後に、きれい除菌水を便器に吹きかける
3. 8時間トイレを使用しない際、きれい除菌水を吹きかける
便器の表面に残った目に見えない「菌」は、時間をかけて黒ずみや輪じみなどに変化しますが、使うたびに「きれい除菌水」が吹きかけられると、トイレの汚れをもとから付きにくくしてくれます。使うたびにきれいになる驚きの機能です。
■ノズル : ノズルきれい
1. ウォシュレット使用前後に水でノズルを洗浄
2. 便器から離れると、ノズルをきれい除菌水で洗浄・除菌
3. 待機中も定期的にきれい除菌水でノズルを洗浄・除菌
ノズルも、外側だけでなく、自分ではなかなか掃除のしにくい内側を洗浄・除菌してくれるので、使用する時はいつでも除菌されたノズルが使えて安心です。
■空間消臭 : においきれい
驚きの学習機能
1. 一日のトイレの使用時間を学習し、
よく使う1時間前から作動
2. トイレの気になるニオイを取り込み、
カートリッジに集めて脱臭
3. 集めたニオイ成分をきれい除菌水で洗浄・除菌
臭いもきれい除菌水が消臭してくれます。
LIXIL
■便器 : 鉢内除菌
1.プラズマクラスターイオン発生機を使って、水がかからない便座裏や便器内のすみずみまで
浮遊カビ菌や付着菌を除菌
2.プラズマクラスターイオンがトイレのにおいの元となる「におい原因菌」を除菌・においの
発生を抑制
イオン自体は目には見えませんが、小さな分子がすみずみまで行き届いてくれて殺菌してくれる
最新技術を使っています。
■ノズル : キレイノズル
1. おしり洗浄用とビデ洗浄用にノズルが2本に分かれている
2. 使用前後に水道水でノズルの中と外を洗浄
3. 汚れが気になる時はノズルの先端が交換できる
おしり洗浄用とビデ用ノズルを使い分けたほうが清潔で安心と感じるかたは、ノズルが2本ある
LIXILがおすすめです。
■空間消臭 : ルームリフレ
1.時間を設定しておくと便フタが自動で開いてプラズマ
クラスターイオンがトイレの空間に広がってトイレ空間
を消臭
2.便器内の除菌をしてくれるプラズマクラスターイオン
が、 においの元となる「におい原因菌」も除去
起床前に時間設定しておくと、朝から気持ち良い空間で
トイレを使用する事ができます。
そもそも汚れが付きにくい便器
TOTO (セフィンオンテクト)
TOTO独自の技術で、陶器表面の凹凸を100万分の1mmのナノレベルでなめらかにすることによって、汚れがツルッと落ちやすく、菌が入り込む隙間もない陶器になっています。
純度の高いガラス層を焼き付けているので、光沢があり、美しさが持続します。先に紹介した「便器きれい」のプレミストとの相乗効果で汚れが付きにくくなっています。
LIXIL (アクアセラミック)
LIXILのアクアセラミックという衛生陶器はキズも付きにくく、銀イオンパワーで細菌の繁殖も抑えてくれます。
陶器表面に※親水性の独自加工がされていて、便器洗浄をするたびに汚物を浮かせて洗い流してくれるので、お掃除もラクラクです。
「ガンコな水アカ」も「汚物」もどちらも落とせる衛生陶器です。
※親水性とは、陶器に付着した汚物の下へ洗浄水を入り込ませ、水の力で汚物を浮かび上らせて洗い流すことを可能にした特性のことです。
まとめ
いかがでしたか? 除菌機能ひとつをとっても、最新のトイレは驚くほど進化していることがお分かりいただけたと思います。さらに、便器自体にも汚れが付きにくい技術が使われ、毎日のお手入れは以前より簡単になっています。
次にトイレのリフォームをご検討の際には、最新の除菌機能を参考に、それぞれの家に合ったトイレを選んでみてはいかがでしょうか。