浴室リフォーム
■ 2020/07/31
お風呂の入口扉の種類と特徴
お風呂の入口扉には様々な種類があります。「お風呂は家庭内で最も事故が起こりやすい場所」といわれているので、扉の安全性や操作性を知っておくことはとても大切です。
お風呂の扉は主に「開き戸(ドア)タイプ」「折戸タイプ」「引き戸タイプ」があります。
今回はそれぞれの扉の種類と特徴をご紹介します。
お風呂の扉の種類
折戸タイプ
ユニットバスで標準的な仕様となっていることが多く、二つに分割された扉が折れることで開閉するタイプです。
開閉のためのお風呂側に必要なスペースは、入り口の半分程度なので、お風呂のスペースに限りがある場合でも取り入れやすい扉です。
乱暴に扱うと中折れ部分が故障しやすいため、小さなお子さんがいらっしゃる家庭では取扱いにじゅうぶん注意しましょう。
引き手部分が使いやすいか、スムーズに開閉できるかを展示しているショールームで確認すると良いでしょう。
開き戸(ドア)タイプ
一枚扉のドアの形状のもので、お掃除も比較的ラクに行えます。
扉を開けるときにお風呂側に扉の開閉のスペースが必要になるため、洗い場に人がいるときは扉の開閉が難しくなります。ある程度洗い場に広さがあるお風呂に適した扉といえます。
また、洗い場で万が一 人が倒れた場合、ドアが開かなくなるといった危険性もあります。
ユニットバスの開き戸の多くは、脱衣室側の扉上部にあるツマミを押し下げることで扉を外すことができますが、緊急時に慌てないで対処できるように、あらかじめツマミの位置の確認をしておくことが大切です。
引き戸タイプ
横にスライドさせる開閉方法の扉で、1枚引き戸タイプ以外にも、2枚引き戸や3枚引き戸などもあります。
開き戸のように開閉のためのスペースがとられることがないので、入浴中に人が倒れても、扉の開閉が妨げられることが少なく、また、デッドスペースが生まれないので、空間を十分に使うことができます。
しかし、洗面室側の壁にドアの引き込みスペースを確保する必要があるため、洗面化粧台のレイアウトや、スイッチ・コンセントの位置によっては取付けができない場合があります。
お風呂の扉を選ぶ際のポイント
掃除のしやすさ
お風呂はカビや汚れが特に気になるところです。お風呂の扉もパッキンにカビが発生しやすく汚れがつきやすかったこともあり、最近はパッキンがないタイプが多くなっています。
また、換気口はホコリが溜まりやすい部分です。
今までは下桟にあったために見えにくく掃除がしにくかった換気口を、上部や縦枠部分などに設置するなど、お手入がしやすいように工夫がされています。
カタログを見ただけではわかりにくいこともあるので、ショールームで実際に見て確認するようにしましょう。
日頃のお手入れがしやすいものを選ぶことがポイントになります。
安全性に配慮する
幼いお子さんや高齢者がいらっしゃる場合には、お風呂内での事故のないよう配慮が大切です。
お風呂に入るときにつまずいて転倒することを防ぐために、出入り口部分は段差を作らないように、床面をフラットにする部材も用意されているものがあるので、扉を選ぶ際に下部レール部分の形状も確認しておきましょう。
まとめ
お風呂の扉を選ぶときには、開閉のためのスペースや安全性を考慮し選ぶことが大切です。
また、リフォーム向けの交換できるお風呂の扉もありますので、住まいの状況に合わせて検討するのも良いかもしれません。
お風呂のリフォームやリノベーションで不明なことがあれば、
ぜひ、高松リフォームスタジオにご相談ください。