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■ 2020/07/24
グリーンが持つ魅力とパワー
ストレスを感じると、 自然のたくさんあるところに惹かれて旅をしたくなったり、田舎暮らしをしたくなったり、生きているモノのエネルギーにすがりたくなることありますよね。
そこで今回は、暮らしに植物をプラスすることで得られる効果についてご紹介します。
①快適な湿度環境が得られる効果
人が最も快適と感じる湿度は55%前後、といわれています。
観葉植物などには調湿効果があり、水分を空気中に蒸散することで室内の湿度環境を高めます。特に空気が乾燥しやすい冬場は、湿度を乾燥状態の30%から50〜60%へと上昇させることがあります。
また、植物は呼吸をしているので空気を浄化、乾燥を抑制する保湿の効果も期待ができます。
②植物の存在によって人間の心理・生理が変化する効果
「森林浴」や「アロマテラピー」など、植物とリラックスは密接な関係にあります。
植物の大半は緑色です。この緑という色は、人間の網膜に最も負担をかけない波長であり、人は緑を視認するのには労力を使いません。
そのため、長時間緑に囲まれていても疲れることはなく、集中力を持続させる効果があります。
また、一日中パソコンに向かって作業をしている人も多いでしょう。
パソコン画面やTVを長時間見たあとに、植物の緑を眺めることで目の疲労を回復させる効果があるといわれています。
これは、緑色がもつ「大脳皮質を活性化させる働き」が大きく関係しています。緑色が目に優しいのはよくいわれることですが、保湿効果と相まってドライアイ対策にも役立ちます。
「よく目が疲れる…」という方は、テレビやパソコンなどの近くに植物を置くことをおすすめします。そうすることで、空間のポイントをつくると同時に目を労わることができますよ。
③植物が室内の有毒ガスを吸収・吸着する効果
植物は有害物質を吸収し無毒化、空気をきれいにする効果があります。
皆さん 一度は「シックハウス症候群」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
シックハウス症候群は、 家を建てたりリフォームをしたりした後に目や喉の痛み、吐き気、頭痛などの健康被害のことをいいます。
このシックハウス症候群の原因となるのが、 ホルムアルデヒドなどの化学物質です。ホルムアルデヒドは 接着剤や塗料・防腐剤などに広く使われ ていましたが、 シックハウス症候群を引き起こす可能性があることが分かり、現在では建築資材への使用が厳しく制限されるようになりました。
そういったことから、「より安全で安心な暮らしを送りたい」という方にも植物はおすすめです。
④マイナスイオン濃度上昇効果
空気中には、プラスイオンとマイナスイオンが存在しています。このバランスで人や動物の過ごしやすさが変わります。 マイナスイオンには浄化作用があり、精神安定やアレルギーの抑制、安眠作用などの効果があります。
そんな癒しやリラックスに欠かせないマイナスイオンは、植物 特にサンセベリアやポトス、アレカヤシなどが多く生成するといわれています。
(左からサンセベリア、ポトス、 アレカヤシ)
マイナスイオン濃度は滝や噴水、森林などが特に高いです。
しかし、頻繁に滝や森林を見に行くわけにもいけませんので、部屋の中に植物を置くことでマイナスイオンの恩恵を心身ともに受けるようにしましょう。
まとめ
観葉植物がお部屋にあるだけで気分が癒され、健康にもよい影響を与えてくれます。 「なんだか少し疲れた…」という方は、積極的に植物をとりいれてみませんか?
また、植物の種類も様々です。
自分の生活スタイルや部屋のインテリアに合うものを選んで、緑のある明るく元気な暮らしにしましょう!