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玄関リフォーム

■ 2020/07/19

自宅の防犯対策リフォーム

空き巣などの侵入犯罪の件数は、年間約12万件にものぼるといわれています。 これは、4分に1件の侵入犯罪が起こっているということになります。

大切な住まいを狙われないためにも、今回は防犯対策リフォームについてご紹介します。

防犯対策リフォームが必要な家

防犯対策の必要性は感じているものの、「うちの家はたぶん大丈夫」と深く考えていない方が多いのではないでしょうか。

まずは、自分の住まいの防犯対策がどこまでできているかチェックをしてみましょう。

■建物の設計時に防犯について対策をしていない

特に古い住宅などでは、近年増加し続ける侵入犯罪に対応するだけの防犯計画になっていない場合が多いです。

■立地条件などにより周囲からの見通しが悪い

見通しが悪いと、犯行が人目に付きにくいため侵入しやすくなってしまいます。植栽が生い茂っている・隣家との間や家の裏側などの死角がある場合は注意が必要です。

■窓格子の設置や防犯ガラスの設置を行っていない

窓は侵入経路になりやすい場所です。窓の戸締りはもちろんのこと、ガラスやサッシ部分に防犯対策を行うようにしましょう。

■玄関の鍵がピッキング防止タイプではない

ピッキング対策をしていない鍵では、侵入犯は10秒かからずに開けられるといわれています。 そのため、補助錠やドアガードなどを使って開かない対策と、この家は警戒心が強い厄介な場所という印象付けをすることが大切です。

 

■フェンスや塀などの設置がされていない

侵入犯が登りにくいフェンス・塀の設置による防犯対策リフォームはとても有効です。フェンスや塀の種類も見直してみましょう。

■外が暗くなっても屋外に電灯がつかない

屋外、特に玄関前が暗いままだと、人影や行動が見えにくいため狙われる可能性が高くなります。

最近ではホームセンターや通販などでも手軽に防犯灯を購入することができるので、暗さが気になる場合は設置を検討することをおすすめします。

👆上記のような家は特に注意が必要です。

当てはまった方は出来るだけ早く防犯対策リフォームを行い、家の安全を確保しましょう。

泥棒は6割以上が窓から侵入する

警視庁の調査によると、泥棒の侵入口は窓が一番多いとされています。

その数は、実に全体の6割以上にもなります。縁側・ベランダ・居室など、家中のありとあらゆる窓が侵入口になってしまいます。

また、この6割以上という数字は警察に連絡があった件数から割り出されているため、未遂に終わったものも含めると、さらに多くの窓が侵入口として狙われていることになります。

特に多いのはガラス破り

「我が家は窓にもしっかり鍵をかけているから大丈夫」という人は多いかもしれませんが、残念ながら鍵をかけるだけでは空き巣の被害を防ぐことはできません。

実は泥棒が窓から侵入する際、一番多く利用する手段が「ガラス破り」で、 ガラスを割ってしまえば、外からでも簡単に鍵を外すことができてしまいます。

特に一戸建て住宅はガラス破りによって侵入されるケースが非常に多く、全体の6割以上という高い割合を占めているのです。

泥棒が嫌う窓とは

約70%の泥棒や空き巣は、侵入するまでに5分以上かかると、諦めて退却するという統計結果も出ています。

ガラスに片手が入る程度の穴をあければ、簡単にカギも外せます。 そのため、窓を丈夫なものにするだけでもかなりの防犯対策になるので、まずは窓回りの強化から行うことをおすすめします。

防犯ガラス交換リフォーム

防犯用の窓ガラスには、「防犯合わせガラス」や「防犯合わせ複層ガラス」と呼ばれる種類があります。

「防犯合わせガラス」は、2枚のガラスの間に特殊フィルムを挟んだもので、万が一外から衝撃を受けてもガラスが割れにくいという特性を持っています。

一方、「防犯合わせ複層ガラス」は室外側にもう一枚のガラスを加えたものです。

防犯合わせガラスよりもさらに防犯性が高くなるので、とてもおすすめです。

面格子設置リフォーム

窓を外側からしっかりガードする面格子は、見た目にも侵入しづらい家だというアピールになります。特に、浴室や洗面所・トイレなど、裏手にある窓に取り付けると防犯性が増します。

最近では、洋風の住宅にぴったりのおしゃれなデザインもいろいろあるので自分好みの面格子を選んで、おしゃれと防犯面をプラスしてください。

さらに、ネジの取り付け部が見えないようにブラケットカバーを付けられる、防犯用の格子もあります。それらを選べば、より防犯力を上げることができます。

シャッター設置リフォーム

シャッターの取り付けも、窓の防犯対策を高める非常に有効な手段の一つです。

比較的 施工が簡単で後付けも可能なので、どのような窓にも対応可能です。

なかにはルーバー(羽根)付きのタイプもあり、夏の時期でも戸締りと通気の両方ができるようになっています。

まとめ

防犯への対策は完璧に行ったとしても、被害を100%防ぐ保証にはなりません。

また、防犯性能はあまり対外的に明らかにしてしまうことは、防犯性の特徴や弱点を明らかにすることとなり、かえって犯行の機会の妨げに繋がりにくいことも想定されます。

そのため、防犯対策リフォームを行う際はプロの力を借りるようにしましょう。

自分では気づかないような防犯上の落とし穴をプロの視点から見つけてもらうこと、自分の家に適した防犯対策リフォームや予算に合った防犯対策リフォームのアドバイスをもらいながら、安全な家にしていくことが重要です。

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