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毎日使うキッチンは、気を付けて掃除をしていても汚れがついてしまう厄介な場所です。特に、シンクなどの水まわりは水垢や汚れが目立ってしまいます。

そこで今回は、シンクについた水垢汚れの落とし方と予防法をご紹介します。

シンクに水垢ができる原因は？

シンクについた水垢は、白いウロコのようなものが多いです。大きさは様々ですが、どれも頑固で少し擦った程度では落ちません。

この水垢の主な原因は、水道水に含まれるミネラル成分（マグネシウムやカルシウムなど）が乾燥してしまうことにあります。水は蒸発してなくなりますが、その中に含まれているミネラル成分は蒸発せずに残り、これが白いウロコのような水垢になります。

そのため、水垢がついたままの状態を放置すると、水垢は層のように積み重なって固い汚れに変化します。

シンクの水垢にはクエン酸

頑固な汚れを落とすコツ

スーパーやドラックストアでクエン酸を購入した後は、それを使って掃除をしましょう。基本的には、商品に記載している手順通りに掃除をしてください。

しかし、それでも落ちない頑固な汚れには、

「浸ける」「放置する」「洗い流す」の3ステップを試してみましょう。

①「浸ける」　水垢部分をパックする

　　水垢部分にキッチンペーパーなどをあてて、クエン酸水を吹きかけます。

　　キッチンペーパーが浸るくらいたっぷりかけると効果的です。

②「放置する」クエン酸を浸透させる

　　汚れ部分をパックしたら、約30分放置します。

　　※放置する時間は汚れの具合に合わせて調整をして、こまめに確認をしてください

③「洗い流す」水でクエン酸や水垢を洗い流す

　　時間が経ったら、水垢部分をスポンジなどでこすり落とします。

　　クエン酸がシンクに残らないように、しっかりと洗い流すことが大切です。

　　また、その後忘れずに、乾いた布巾やキッチンペーパーで乾拭きをしましょう。

クエン酸を使った水垢取りの注意点

クエン酸の洗剤は比較的手軽に購入ができること、水回り全般の掃除に適した便利さなどありますが、使用する際は少しだけ注意が必要です。

①塩素系漂白剤と一緒に使わない

もし、これらの洗剤を使う必要があるときは、

・同時に使わない

・できれば別日に分けて、掃除を行う

・同日に掃除するときは、どちらかを使用後しっかりとすすいで落とす

など工夫して、しっかり対策をとってください。

②傷む素材に気をつける

なかには、クエン酸などの酸と反応して劣化が早まる素材もあります。素材に不安がある場合は、できるだけ目立たない場所で試してから使用しましょう。

＜特に注意が必要な素材＞

・大理石などの石材　・コンクリート　・鉄などの錆びやすい金属

水垢を予防する方法

ピカピカときれいなシンクを保つためにも、キッチンを使用した後や1日の終わりに水分をふき取るようにしましょう。毎日サッと拭くだけでも効果はありますので、頑固な汚れになる前に掃除をすることを心掛けて下さい。

また、定期的な掃除も大切です。週に1回はクエン酸の洗剤で擦り洗いをしましょう。

水垢がつきにくい最新シンク

最後に、水垢が付きにくい最新のシンクを紹介します。

「水垢掃除の手間を省きたい」「新しいシンクにしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

①LIXIL　ナイアガラフロー方式

LIXILのシンクの多くは、ナイアガラフロー方式のものになっています。

ナイアガラフロー方式は、底面の傾きが左右の両端に行くほど大きくなる形状のことをいいます。水が広がりにくく、段差へ向かってスムーズに流れるため、シンク内のどこからでも効率よく排水が可能です。

そのため、食器などの洗い流した汚れがシンク内に戻りにくく、底面をすばやく洗い流せるため、お手入れにかかる時間を短縮。使用する水の量も抑えられる、といった特徴があります。

②クリナップ　美コート

ステンレスにこだわりがあるクリナップは掃除のしやすい商品が多いです。

美コートは、水に馴染みやすい親水性セラミック系の特殊コーティングです。汚れの下に水が入り込んで汚れを浮かすため、油汚れ、水垢などの落ちにくい汚れも落としやすくなっています。

その他にも、シンクの中のゴミをどんどん排水口に向けて流してくれる「流レール」や、キズがつきにくく目立たない特殊エンボス加工など、汚れがつきにくい工夫が満載です。

まとめ

キッチンは毎日使う場所でもあるため、汚れがつきやすく目立ちやすいです。今回ご紹介した掃除方法や予防方法を参考にして、清潔なシンクを保つようにしましょう。

また、最近のシンクは汚れがつきにくい構造になっています。もし、今のキッチンに不満がある場合はキッチンのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。