内装
■ 2020/07/13
手軽におしゃれ空間!壁紙の選び方
壁紙(クロス)は、家の中でも面積が大きく部屋の雰囲気を作るうえで大切なものです。リフォームをする際に「オシャレな部屋にしたい!」と思っても、壁紙の種類の多さや失敗することへの不安で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、そんな悩みも壁紙の選び方のコツを知れば怖いものなし!正しい知識を身に着けて、あなたの部屋をより素敵に変身させましょう。
理想の部屋をイメージしよう
壁紙の張替えを考えている部屋はどんな部屋ですか?
もしリビングを張り替えるのなら家具や雑貨との兼ね合いをとることが必要ですし、トイレだと消臭や防菌機能があるもの、和室だとビニールクロスよりかは自然素材のものがいいでしょう。
大事なことは、「どのような部屋にしたいのか」を考えることです。部屋全体のイメージを考えずに見切り発車で行うと、空間づくりに失敗する可能性が高まります。
自分のライフスタイルに合わせて、壁紙の方向性を決めていきましょう。
①統一感のある部屋にしたい
部屋の統一感を演出する時に大事なことは、壁紙の基本色を床材やドアの色調に合わせることです。
床が無彩色(白・黒・灰)に近い場合は、グレー系の壁紙。赤みがかった床の場合はベージュ系、白が強い床の場合は白系の壁紙がおすすめです。
②空間を広く見せたい
色それぞれにイメージがあります。
例えば、赤は情熱的、黄色は明るい、緑は落ち着く…そういったイメージは、単色だけでなく色と色の組み合わせでも起きます。
部屋を広く見せたいときは、
床→壁→天井の順に、上に行くほど明るい色を使うようにしましょう。
床材を濃い色、壁紙と天井の色を順に明るくすることによって、天井が高く見えて部屋全体が広く感じます。
上の写真を例にすると、床材を茶色、壁紙を淡い緑、天井を白色にすることで部屋を広く見せています。また、緑色のイメージがもつリラックス効果と白色のもつ清潔感は、落ち着いて過ごしたい寝室にピッタリです。
③インパクトのある部屋にしたい
「部屋の印象を変えたい!」「インパクトのある部屋にしたい!」という方は、アクセントクロスを活用しましょう。アクセントクロスは、壁の一部分に部屋のアクセントとなる色や柄を足すことをいいます。
一般的な日本の住宅は、ひと部屋ごとに色を1色で統一していることが多く単調になりがちです。しかし、アクセントクロスを活用すれば、単調になりがちな部屋を遊び心のあるおしゃれな空間にすることができます。
また、メーカーによってはHPにコーディネート集が掲載されていたり、コーディネートシュミレーションをすることができたりします。ぜひ、参考にしてみて下さい。
機能性とデザインを両立させよう
壁紙は空間の雰囲気を演出するだけでなく、暮らしを支える大切な部分でもあります。「色や柄はもちろんのこと、機能にもこだわりたい!」という方も多いと思います。
壁紙の機能も、汚れや傷に強いものや消臭・抗菌効果があるもの、湿気をコントロールしカビ予防ができるものなど様々です。
また、メーカーによっても違いがあります。直感で壁紙を選ぶのではなく、メーカーごとに比較をしたりショールームで実物を見たりするなどじっくり考えるようにしましょう。
まとめ
壁紙を新しくするだけでも、部屋の雰囲気はがらりと変わります。「前の方が良かった…」「落ち着かない部屋になってしまった…」などと後悔をしないためにも、よく考えてから行うようにしましょう。
また、壁紙はデザインや機能のバリエーションが豊富です。悩んでわからなくなる前に、プロに相談をすることをおすすめします。