キッチンリフォーム
■ 2020/07/04
キッチン収納の選び方
キッチンには限られた空間に非常にたくさんのモノが置かれています。
冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器といった家電品だけでなく、調理器具や食器も収納しなくてはいけません。
「今の食器棚をそろそろ買い替えたい」と思っている方や、キッチンリフォームで壁付けのキッチンを対面式に変更したとき、「背面収納はどのようなものを選ぼうか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、キッチン収納にはどのような種類があるかをご紹介します。
キッチン収納の種類
キッチン収納には大きく分けて3つの種類があります。
大型収納の「トールキャビネット」、吊戸棚としての「ウォールキャビネット」、カウンターとしての「フロアキャビネット」があります。フロアキャビネットの中には「家電収納タイプ」もあります。
それぞれの収納は、幅や高さ、奥行きが選べるので、スペースに合わせて組み合わせることにより、スッキリとした機能的な収納をつくることができます。
トールキャビネット
トールサイズの食器棚収納で、カップボードとも呼ばれます。
食器や道具をひとまとめに収納でき、開き扉やスライド扉など、好みに合わせて選ぶことができます。
天井近くまで収納がありますが、手が届かずに不便さを感じる場合の対応として、クリナップには「ステップコンテナ」という踏み台として使える引き出し収納が付いているタイプもあります。
ウォールキャビネット
ウォールキャビネットの高さには、収納量やスペースに合わせてロング、ミドル、ショートがあります。
取付ける壁に窓がある場合は、窓の位置に合わせて高さを選ぶ必要があります。
フロアキャビネット
フロアキャビネットには、開き扉タイプ、引き出しタイプ、オープンタイプ、ダストスペースタイプなどがあります。
扉と同じ面材で作られたダストワゴンを使えば、ゴミ箱をすっきりと隠すことができます。
カウンターの上には電子レンジや炊飯器など家電品を置くため、85㎝の高さが一般的です。
家電収納(ハイフロアタイプ)
炊飯器やポットなど、湯気が気になる家電品をカウンター下に収納できるタイプです。コンセントや蒸気排出機能がついているなど、家電を収納するための工夫がされています。
家電収納は約1mの高さのものが多く、使う人の身長によっては高いと感じることがありますので、実物の確認をしてから選ぶと良いでしょう。
組み合わせて使う
収納の組み合わせを考える
キッチン収納を選ぶ上で大切なのは、収納を組み合わせたときにスペースに合っているかどうかです。取り入れたい収納を選んで、お家のスペースに合わせて組み合わせを考えましょう。
奥行きが重要
組み合わせを考えるときに収納の奥行を確認することが大切です。並べて配置したときに凹凸ができないように奥行サイズを揃えて選びましょう。
また、奥行きが深いキッチン収納はキッチン空間を圧迫することがあります。特に、対面式のキッチンの場合、通路幅は最低80㎝〜90㎝は確保したいものです。
そうしないとキッチンの扉の開け閉めや、しゃがんでモノを取り出す作業が窮屈になります。そのような場合は、収納の奥行の浅いタイプを選ぶようにすると良いでしょう。
まとめ
今回ご紹介したキッチン収納以外にも、用途に合わせて様々な商品があります。
造り付けになるため、設置にあたっては工事が必要になりますが、見た目も美しく、スッキリと片づけられるので、リフォームする時にはキッチン収納を検討してみてはいかがでしょうか?