キッチンリフォーム
■ 2020/06/16
キッチンのコンセントを考える
キッチンで料理をする時、電化製品を使うと手間が省けて時短になることがありますよね。ミキサーやトースター、ホットプレート…これらを使うためには、どれだけのコンセントが必要でしょうか?
コンセントの増設を考える動機は、「たびたび調理中にブレーカーが落ちてしまう」や「電化製品を使いたいが配置場所にコンセントがない、足りない」といったことが多いでしょう。
そういった悩みからキッチンのコンセントの増設を行う場合は、まずコンセントを使用する電化製品がどれだけキッチンにあるかを考えておく必要があります。
電化製品には常時コンセントを使用するものと、使用時にのみコンセントを使うものとがあり、コンセントの数を考える場合には、後者のタイプをどれぐらいの頻度で使うかで考えるようにしましょう。
また、大前提として電気工事は例え簡単なコンセント移設といえども決して素人がやってはいけません。必ず業者に相談をしましょう。その際に、現在の使用機器や今後の予定などをしっかり考えておきましょう。
コンセントの抜き差しをあまり行わないキッチンの電化製品
・冷蔵庫
・炊飯器
・電子レンジ(オーブン)
・自動食器洗い機 などがあります。
冷蔵庫以外は未使用時にコンセントを抜いてしまっても大丈夫ですが、利便性などを考慮するとコンセントに繋げたままの方が多いと思います。
電化製品を利用する時のみコンセントを使用するもの
・ミキサー
・スライサー
・電気ケトル
・コーヒーメーカー
・ホットプレート
・卓上型IHクッキングヒーター
・電動泡立て器 などがあります。
これらは使用する時だけ取り出して、後は収納しておく電化製品になります。
卓上型IHクッキングヒーターやホットプレートについてはキッチンより食卓で利用することが多いかもしれませんが、キッチンで食事をとるスタイルのご家庭の場合は考慮に入れておくと良いでしょう。
キッチンのコンセントの位置を考える
キッチンにあるコンセントの位置によっては、漏電などの事故を引き起こしてしまう場合があるので、適切な位置に設置するようにしましょう。
キッチンのコンセントは、一般的に作業台の前壁に設置することをおすすめします。もしくは、キャビネット付近に設置するといいでしょう。そうすることで、動き回る手間が省けて効率的に作業をすすめることができます。
しかし、収納してある場所の近くにいくつもコンセントを設置してしまうと、作業がしづらくなってしまう場合があります。設置する間隔をあけて少し離れた場所に設置するなど、より使いやすい位置を見つけることが必要です。
また、キッチンは水を使用するため、水滴がかかって漏電やショートが起きてしまう危険性があります。事故を起こさないためにも、コンセントを水回りに設置しないよう注意しましょう。
コンセントは場所によっては増設できない場合もある
水回り
先述しましたとおり、水回りにコンセントを増設することで、水滴がコンセントに付着して漏電やショートが起きてしまう危険性があります。
それでも水回りに設置したい場合は、水がかかりにくいカバーなどがついたものにするようにしましょう。
ガスコンロまわり
キッチンの壁にコンセントをあると何かと便利ですが、ガスコンロが近くにある場所に増設することはおすすめできません。
鍋などから出た水蒸気がコンセントに付着することで、水回りと同じく漏電などの危険が生じる可能性があります。もし設置する場合は、20センチ以上離れた場所にしましょう。
だからといって、ガスコンロから20センチ以上離れた場所ならどこでも設置して良いというわけではありません。調理中にお湯などを沸かすと湯気が出てきます。湯気も水蒸気と同じく、漏電を引き起こす可能性があります。
そのため、ガスコンロ周辺の高い場所に設置することも控えましょう。
コンセントの増設は使う家電の見直しも必要
コンセントの増設を行う前に、毎日使う電化製品なのか必要な時のみ使う電化製品なのかを確認しておくことで、コンセントがどの位置にどれぐらい増設が必要なのかがおのずと分かります。
調理用家電は収納するのにも場所をとります。この機会に、家庭にある電化製品の使用頻度の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
キッチンを効率よく使うために家電製品を多く利用する、そのためのコンセントが必要になるという方は多いでしょう。
コンセントを設置する際は、普段使用する電化製品をどこに置いて使用しているかが重要になります。使用する電化製品の場所は適切か、コンセントが必要な場所はどこか、きちんと考えるようにしましょう。
また、コンセントの増設が必要になった場合は業者に相談して、安全に増設することを心掛けましょう。