キッチンリフォーム
■ 2020/06/12
キッチンの掃除、場所別の汚れの落とし方のポイント
家の中で特に頻繁に汚れる場所がキッチンです。そのため、汚れた場所ををどう掃除すると効率的にきれいにできるのか知りたい方も多いと思います。
そこで今回は、キッチン掃除のコツを詳しくご紹介します。
キッチンの掃除で落としたい汚れとは?
キッチンの汚れはいろいろありますが、大きく「水の周りの汚れ」と「火の周りの汚れ」の2つに分けられます。
水まわりの汚れ
シンクなどの水まわりは、食材や食器を洗うときに出た生ゴミや雑菌が繁殖してできた「ドロドロ汚れ」、水が乾いてできる「水垢」で汚れます。
生ゴミやドロドロ汚れは臭いなどのトラブルを引き起こすので、常にきれいにするように心がけましょう。
火の周りの汚れ
火を使うコンロ周辺は、調理中にはねた「油汚れ」や 吹きこぼれが加熱されてできる「焦げつき」で汚れます。
汚れはコンロ上だけでなく壁や床まで広がって、時間とともになかなか取れなくなります。
キッチンをキレイに掃除するコツは?
水周りの汚れも火の回りの汚れも、キッチンの掃除は次の3つのコツが応用できます。
コツ①|ガンコな汚れは物理的に削ってから洗剤を使う
ガンコな汚れは洗剤をかけてもなかなか浸透しないので、ヘラやタワシなど大まかな汚れを削ってから洗剤をかけるようにしましょう。
コツ②|酸性にはアルカリ性、アルカリ性には酸性の洗剤を使う
汚れには「酸性の汚れ」と「アルカリ性の汚れ」があり、それぞれに対し反対の性質の洗剤を使うと中和されて落としやすくなります。酸性汚れの代表は油汚れ、アルカリ性汚れの代表は水垢です。
コツ③|困ったときは時間を味方に
ガンコにこびりついた汚れは、削る・溶かすだと不十分な場合があります。そんなときは「時間」を味方につけるのがコツです。少し放置して洗剤を染み込ませてからこすれば、汚れはあっというまに落ちます。
水まわりの汚れはどう落とすといい?
◆用意するもの
<必須>
食器用洗剤、スポンジ、布巾
<あると便利>
塩素系漂白剤、クエン酸
「スポンジ」と「布巾」の定番掃除グッズと「食器用洗剤」があれば十分きれいにできます。 水回りでやっかいなのが白いウロコ状の汚れ、「水垢」です。水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性の「クエン酸」を使うと汚れが落ちます。
水垢がある場合は…
水垢は落ちないので、水200mlとクエン酸小さじ1杯を混ぜたクエン酸水を使いましょう。洗剤と同じように吹きかけて、30分ほど時間をおいてからスポンジでこすれば頑固な水垢もスルッときれいに落ちます。
排水口…
ドロドロした汚れは台所用中性洗剤をつけたスポンジでこすれば落ちます。
あまり手で触りたくない人は、塩素系漂白剤をかけて5分ほどおき、すすぐだけでピカピカに。
<!>クエン酸水を使った後すぐに塩素系漂白剤をかけるのは有毒なガスが発生して危険です。クエン酸水をしっかりと洗い流して時間をおいてから使うようにしてください。
火の周りの汚れはどう落とすといい?
◆用意するもの
<必須>
食器用洗剤、スポンジ、布巾、「重曹スプレー」などのアルカリ性洗剤
<あると便利>
油汚れ用洗剤
コンロまわりにつく油汚れは「酸性」なので、アルカリ性洗剤が必要です。重曹を水で溶いた重曹スプレーなどが使いやすくて便利です。
念入りに掃除したいときは、油汚れ用洗剤などの油汚れに強い洗剤を用意しましょう。
焦げがひどいときは…
五徳やバーナー部分の焦げがひどいときは、まずヘラやプラスチック製のカードなどで表面の焦げを落とします。その上から油汚れ用洗剤などの強力洗剤を吹きかければ、油がジワッと溶け出し、落としやすくなります。
魚焼きグリルの油汚れは食器用中性洗剤でも落とせますが、放置していた頑固な油汚れや焦げつきは油汚れ用洗剤などの洗剤を使いましょう。
基本的には、重曹スプレーを吹きかけて拭き掃除するだけできれいにできます。汚れがひどいときは、重曹スプレーをかけた上からキッチンペーパーをかぶせパックし、10分ほど置いてから拭くきれいになります。
換気扇のファン…
換気扇のファンも頑固な油汚れがついています。分解が必要で大掛かりな掃除になるので、時間のあるときにしましょう。
取扱説明書を読んでファンを外し、洗剤を入れたお湯にしばらくつけて汚れをふやかしてからこすると効果的です。
まとめ
キッチンは頑固な汚れがたまりやすい上に掃除する場所もたくさんあって大変なところです。一度にすべてをキレイにするのは難しいので、掃除する場所をいくつかのブロックにわけ、1ヶ月かけて順々に掃除するとよいのではないでしょうか。
自分一人できれいにしようとすると大変なので、家族と協力しながらきれいなキッチンに整えていきましょう。
それでも、経年劣化で古くなったキッチンは掃除をしても、なんだかきれいにならないことも・・・。それならばキッチンのリフォームも検討してみてもいいかもしれません。
思い切って新しいキッチンにリフォームして、気分を明るく楽しく家事を行いましょう。