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エクステリア

■ 2021/10/06

勝手口の必要性を考えてみよう!(メリット・デメリット)

勝手口とは、玄関とは別に設けられたキッチンの出入り口、住宅の裏口として、表である玄関とは別に家の中を通らずに出入りできる設備のことをいいます。

昔、主婦が勝手に使える部屋という意味合いで台所を「お勝手」と呼んでいました。その部屋についているドアなので「勝手口」と呼ぶようになったようです。

最近ではキッチン以外の玄関を除いた出入り口も勝手口といわれ、生活動線を考慮したうえで、使い勝手のよい場所に設置されている例がみられます。

そこで今回は、勝手口のメリット・デメリットについてご紹介します。

勝手口のメリット

①生ごみの置き場所に困らない

収集日まで室内に置いておきたくないゴミの置き場を勝手口の付近に作り、室内を清潔に保つことが可能です。

特に生ゴミなどは、屋外に保管場所があるとキッチンにニオイがこもりにくく、収集日も直接勝手口から出せるので嬉しいですね。

②荷物の持ち運びに便利

駐車スペースから直接勝手口にアクセスできる間取りなら、買い置きの飲み物などの大きな荷物を室内を通らずに保管場所に運べるのもメリットです。

週末に車でまとめ買いなどをするご家庭なら、パントリーに勝手口を設置するのも便利です。勝手口があるということはキッチンに窓ガラスや扉があるという事なので明かりと空気を取り入れることが出来ます。

③ウチ・ソトの役割

作業用などの汚れた靴をそのまま勝手口に置いておくことができるので、見せたくないものと見えていいもの(ウチ・ソト)の役割を玄関と勝手口とで分けられる点もメリットの一つです。

④災害時の非常口

あとは、災害が起こった際の非常口としても勝手口が使えます。

現在の戸建て住宅で、地震により玄関から出られなくなるということは考えにくいのですが、火災などが起こる可能性もゼロではありません。玄関から遠い位置からでも、勝手口から外へ逃げることができるのはメリットといえます。

勝手口のデメリット

デメリットは、住まいへの侵入経路が増えるという観点から「防犯性」に不安が生じることが挙げられます。

また、通風がよくなる一方で、季節によっては寒さを感じやすくなることも。積雪・豪雪地域では、雪で扉が開かなくなり、使い物にならなくなることも考えられます。

さらに、リビングや寝室と同様に窓を開けると虫が入り込んでしまいます。

特にキッチンは油や生ごみなどの虫の餌になる物が多いですし、料理をするたびに火を使って暖かくなるので虫が集まりやすい条件がたくさんあります。

勝手口を開けっ放しにするといつの間にか虫が入ってきてしまうのでとても不便です。

ほかにも、そもそも玄関とキッチンが隣接した間取りであると、勝手口が形ばかりでデッドスペースとなってしまうことも十分にあり得ます。

まとめ

どのように使いたいかを考えたうえで取り入れると、勝手口はとても便利です。

しかし、なんとなくで作ってしまうと、「せっかく勝手口を設けたのに、ほぼ開けていない…」ということになる可能性もあります。

間取りやライフスタイル、暮らしている地域の性質なども十分に考慮して、勝手口の要・不要を検討するようにしましょう。

もし、リフォームのことで分からないことや困ったことがありましたら、どうぞお気軽に高松リフォームスタジオにご相談ください♪

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