浴室リフォーム
■ 2021/08/11
快適な部屋干しのコツ
「このところ雨続きで洗濯物が干せていない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?きれいに洗った洗濯物は、できることならお日様の下で干したいですよね。
しかし、雨や花粉など状況によっては部屋干しをしなくてはなりません。
そこで今回は、乾きやすくて臭いがこもりにくい部屋干しのコツをご紹介します。
室内干しの悩み①生乾きの臭い
洗濯物の生乾き臭の原因は、「洗濯物に残った汚れと雑菌」です。
通常は洗濯後すぐに日光の下に干すため衣服の乾燥が早く、また、太陽光の強い殺菌力のおかげで臭うことはありません。しかし部屋干しは日光の下に干すのに比べると、衣類の乾燥に時間がかかります。
そのため、生乾きの状態が長くなればなるほど、雑菌にとっては過ごしやすく繁殖、いやな臭いが発生してしまいます。
室内干しの悩み②乾かない
洗濯物は布に含まれる水分が空気中に蒸発することで乾きます。
しかし、家の中は「湿度が高い・気温が低い・風通しが悪い」場合が多く、特に雨の日は部屋干しをする空間に多少の工夫が必要になります。
室内干しの悩み③干す場所がない
ベランダや軒先などは洗濯物を干すための十分なスペースがあるものの、雨が降った時などの部屋干し用のスペースを別に確保している家庭は少ないのではないでしょうか。
1人の1日分の洗濯物量は、一般的に約1.5kgと言われています。もし4人家族で毎日まとめて洗濯するのならば、約6kg(1.5kg×4人)が洗濯量の目安になります。
室内干しによく使われる場所は、リビングや浴室・普段使っていない部屋などです。しかし、いちいちハンガーやラックを準備するのも手間ですし、空間に生活が出てしまうのも嫌という方も多いでしょう。
早く・臭わず部屋干しをする方法
部屋干しの洗濯物の臭いを発生させないためには、どれだけ早く乾燥させるかが重要です。雑菌を発生させないためにも、できることを見つけてやっていきましょう。
①干し方を工夫する
洗濯物を早く乾かしたいときは、部屋の中でも「空気の流れ」が多い場所を選んで干すようにしましょう。部屋と部屋の間の鴨居や、室内用の物干しを部屋の中央に置くなどして、空気の動きがある場所に干すと効果的です。
また、カーテンレールを利用して窓際に干す方も多いのではないでしょうか。
しかし、カーテンレールは風の動きが悪い上にカーテンの汚れが洗濯物につくこともあるので注意が必要です。
<おすすめの干し方:アーチ干し>
アーチ干しは、角ハンガーの両端に長い衣類をつるして内側に向かって短い衣類をつるしていく干し方です。
こうすることで、スムーズな空気の通り口が生まれ、効率よく乾燥させることができます。
<おすすめの干し方:囲み干し>
囲み干しは、乾きの悪いバスタオルなどを横長にして、上辺を角ハンガーにつるして干す方法です。
短辺をピンチで止める縦長干しよりも、自然乾燥で1.5時間ほど乾燥時間が短縮したという実験効果もあります。
②除湿機能を使う
部屋干しは「時短」が重要です。除湿機を活用するなどして、「空気の流れ」を作るようにしましょう。
また、高温多湿の室内環境はカビやダニが発生する可能性が高まります。
湿気は衣類の乾燥を遅らすだけでなく健康面にも影響を及ぼす場合がありますので、部屋干しをする際は十分な換気と除湿を行うようにしましょう。
最近では部屋干しの需要が増えたことから、様々な家電に「衣類乾燥」や「除湿」などの機能が搭載されています。最もメジャーといえるのが除湿機ですが、その他にも空気清浄機やふとん乾燥機などでも衣類の乾燥を行うことができます。
これらを使えば衣類を干す手間が省けるため、家事に時間を割けない方たちにおすすめです。
<浴室乾燥機を活用する>
「早くキレイに乾かしたい」「部屋干しの場所に困っている」という方におすすめなのが、浴室乾燥機を使った部屋干しです。
最新の浴室乾燥機には、換気や浴室暖房の機能だけでなく衣類乾燥の機能がついている場合が多いです。
浴室乾燥機の衣類乾燥機能を使えば、部屋干し独特のいやな臭いも花粉やホコリの付着の心配もなく乾かすことができます。その他、生地が傷みにくくシワにならない、紫外線による色落ちが少ない、急ぎのものがすぐ乾く、といったメリットもあります。
また、基本的に浴室乾燥機は後付けで設置することが可能ですが、詳しいことは専門業者に確認をするようにしましょう。
まとめ
雨の日が続くと、洗濯物を干す手間が増えて困りますよね。
億劫な部屋干しをできるだけ快適にきれいに行うためにも、今回ご紹介したことを参考に部屋干しの方法を見直してみてはいかがでしょうか。
また、効果的な干し方は家族構成や洗濯物の種類・量によっても変わってくると思います。いろいろな方法を試して、ご自宅にあったものを見つけてください。