キッチンリフォーム
■ 2021/08/04
ガスコンロのリフォームで知っておくべき基礎知識
「機能が古くて買い換えたい」「今のガスコンロは掃除が面倒・・・」
そんなことを思いながら料理をしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?ガスコンロは日々進化を続け、一体成型のバーナーリングや無水両面焼グリルなど機能・安全性・お手入れのしやすさを追求した製品が続々登場しています。
キッチンすべてをリフォームするのはとても時間がかかりますが、システムキッチンに据え置きされているガスコンロなら簡単に交換ができます!
ガスコンロを選ぶときに注目すべき3つのポイントから、自分に合う使い勝手のいいものを考えていきましょう。
①天板の素材は?
ガスコンロの天板の種類はホーロー、ガラストップ、ガラスコートが多いです。その素材ごとに様々なメリット・デメリットがあるので、それぞれの強度や耐久性、値段を総合して最適なタイプを選びましょう。
・ホーロー(鋼板にガラス質のコーティングが施された素材)
◎ツルっとした表面で耐久性に優れている。値段もお手頃
×塗装が弱く傷がついた箇所から錆が発生することがある
⇒コストパフォーマンス重視な方にオススメ!
・ガラストップ(鋼板にガラス質のコーティングが施された素材)
◎ 透明感が美しく高級感があり、耐久性、耐熱性に優れ、お手入れも簡単
× 重いものを落とした場合破損の恐れ有り
⇒ 見た目の美しさとお手入れの簡単さを重視する方にオススメ!
・ガラスコート( 強化ホーローにガラスコーティングが加えられている )
◎鋼板の丈夫さ、発色が良く鮮やかな色展開。ガラストップに比べると安価
×傷が付きやすく、傷からコーティングが剥げて錆が生じる可能性がある
⇒ 費用を抑えつつ、ガラスの利点を活かしたい方にオススメ!
その他にも、バーナー周辺の温度が上がりにくく熱の分散も早いアルミ素材、業務用としてよく使われるステンレス素材、鋼板にフッ素のコーティングが施されたフッ素素材などもあります。
②バーナーの位置
一般的に2口コンロには、「標準バーナー」と、強火力の「大バーナー(標準バーナーの約1.5倍)」が左右に1つずつ付いています。 3口コンロの場合も同様で、奥にあるコンロには弱火の「小バーナー(標準の約1/2)」が搭載されています。
※壁の劣化・火災防止のため、壁から遠い側のコンロを強火力バーナーにするのが一般的です 。 強火力バーナーの位置は製品ごとに固定されていることが多いため、購入時に左右どちらにあるかを確認しましょう。最近は、左右両方とも強火力バーナーになっている機種などもあります。
③グリルの選び方
グリルは大きく分けて、「両面焼き」と「片面焼き」の2つ。 いずれも「水あり」と「水なし」の2タイプがあります 。
両面焼き:食材を上下のバーナーで加熱するため焼きムラができにくく、
片面焼きの約1/2の時間でスピーディーに調理できます。
裏返す手間が省けるので、忙しい方にもオススメ。
片面焼き:両面焼きに比べて値段が手ごろ。
お手入れが簡単で、あまりグリルを使わない方にオススメ。
水あり:焼く前にグリルの下の受け皿に水を入れるタイプ。
本体価格がおてごろです。
水なし:受け皿に水を入れないタイプ。最近の主流で準備やお手入れが楽です。
そのため、水ありグリルで魚を焼くと
「グリルに水を入れる」→「焼く」→「水を捨てる」→「グリルを洗う」
という工程が必要ですが
水なしグリルの場合は
「魚を焼く」→「グリルを洗う」の2工程で終了します。
お手入れがしやすく高機能なグリルを求めている方は両面水なしグリル、コンロの価格を抑えたい方は片面焼きグリルで検討してみるのもいいでしょう。
また、グリルと聞くと「魚を焼く部分」と思いがちですが、最近のグリルは魚を焼くことに特化せずいろんな料理が作ることができます。朝食のトーストを焼いたりお惣菜の温めなおしをしたりバーベキューをしたり・・・。トースターや電子レンジいらずで簡単に美味しく料理ができます!
■まとめ
最新のガスコンロはデザインも豊富で、以前のものに比べると格段に進化をしています 。油汚れの心配がない掃除のしやすい天板、3口同時に使っても広々なもの、オーブンやトースター以上の性能が付いたグリルなど、自分に必要な機能を見極めて料理を快適に行いましょう。
もちろん、ガスコンロをIH調理器に変更することも可能です! この機会にぜひコンロのリフォームを検討してみてください。