内装
■ 2020/10/02
こだわりの内壁!塗り壁の魅力
最近では、水回りやエクステリアだけでなく、家の内壁にこだわりたいという方も増えてきています。
内壁といえばクロスというイメージですが、実は「塗り壁」という選択肢もあります。そこで今回は、あまり知らない塗り壁の特徴についてご紹介します。
そもそも「塗り壁」とは?
塗り壁は、土や砂などの身近な自然素材を塗って仕上げた壁のことをいいます。独特の風合いと、調湿性など日本の風土に合った機能が特徴です。
塗り壁の種類は一般的に、仕上げ(上塗り)に何を塗るかによって区別されます。
例えば、 土を塗って仕上げたものが「土壁」 といいます。和室に独特の風情を与えることができ、 上塗りに用いられる土の種類が、そのまま壁の個性になるといわれています。
「砂壁」は 砂で仕上げた塗り壁で 、 砂のなめらかな美しさが特徴です。 土壁同様、風情重視の茶室や客間に用いられるほか、洋室に合うタイプもあります。
塗り壁によく使われる素材
塗り壁独特の風合いや性質は素材によっても異なります。
ここでは、 塗り壁の伝統的素材から昨今特に注目の高まっている機能素材など代表的な3つの素材についてご紹介します。
①漆喰(しっくい)
一般的には、消石灰と天然海藻から精製した糊、麻などのスサを練り合わせて材料を作ります。
その歴史はおよそ1,500年とも言われ、強い耐久性が特徴です。
また、光沢のある仕上がりが美しく、古くから日本ではお城などの建造物の外壁などにも使われています。
②珪藻土(けいそうど)
珪藻土とは、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)です。
調湿性、断熱効果、吸音性、遮音性、耐火性に優れた高機能素材として、特に、人にやさしい健康素材として注目を集めています。
③聚楽土(じゅらくつち)
聚楽土の名は、太閤秀吉が京都に聚楽第を造成した際、その地から採れた土を使用したのが始まりと言われています。
この土を使用した壁を「聚楽壁」といい、日本のお座敷の壁の代名詞になっています。 また、最高級天然土として現在では希少価値のある材料ともいえます。
塗り壁の主なメリット
まとめ
壁は空間の印象を左右する重要な部分です。
見た目や性能など、さまざまな角度からご自宅にあったものを選ぶようにしましょう。
また、内装リフォームについて分からないことや不安点などがありましたら、お気軽に高松リフォームスタジオにご相談ください。