内装
■ 2020/07/21
部屋の換気の仕方!効果とメリット
仕事や家事・育児などに追われていると、部屋の換気にまで気が回らないこともあるでしょう。
しかし、空気の入れ替えにはたくさんのメリットがあり、家族の健康にも大きく作用します。具体的にどのような効果があるのか、効率的な換気方法とあわせてチェックしてみましょう。
換気の効果とは?
①除湿をしてカビを防ぐ
換気をすることで、部屋に溜まった湿気を排出し、カビを防ぐ効果が期待できます。
普段あまり意識しないですが、部屋の中にはいろいろなものから排出された湿気が溜まっています。
湿気をこもらせたままにしておくと、部屋の中に溜まっている小さなホコリが湿ってカビが生えやすくなります。カビが生えると家族の健康に影響が及ぶことはもちろん、壁や床が傷んで家が劣化する原因にもなるため、換気をして湿気を逃がすことが重要なのです。
②シックハウス症候群を防ぐ
換気には、シックハウス症候群を防ぐ効果もあるといわれています。
シックハウス症候群とは、空気汚染が原因で発症する健康障害のことをいいます。近年の住宅は気密性が高まっていることから、シックハウス症候群が起こる可能性があります。
目のかゆみや鼻水など、アレルギーに似た症状が出て、酷い場合には めまいや吐き気などの症状が現れることもあるため、意識的に換気をすることが大切です。
③新鮮な空気でリフレッシュ
換気をすることで部屋にこもった古い空気や嫌な臭いなどを排出でき、新しい空気が入ってきます。
きれいな空気を吸っていると、心も体もリフレッシュできるものです。
気分をスッキリとさせ、気持ちよく日々を送るためにも換気は重要だといえるでしょう。
効率的な換気方法とは?
12時~16時の間に換気をする
換気を行うのは部屋の湿気を逃がすためでもあるので、なるべく外の空気の湿度が低い時間帯を狙って換気をすることが大切です。
1日の中で湿度が低いと言われているのは12~16時の間です。この時間に換気をすることをおすすめします。
数分の換気を数回に分けて行う
より効率的に部屋の換気を行いたい場合には、1日の中で短時間の換気を数回に分けて行うのが理想的です。
5~10分程度の換気を2時間に1回程度行うとより効果的です。
2か所の窓を開けて空気の通り道を作る
1か所の窓を大きく開けただけでは空気の出入りができないため、換気の効率が悪くなってしまいます。
より効率的に換気をするためには、2か所の窓を開けて空気の通り道を作ることが大切です。
そこで大切なのは新しい空気の入り口となる窓を狭く開け、出口となる窓を広く開けることです。
空気の入り口の窓を5~15㎝ほどの狭さにすると、空気の入りの勢いがよくなるので効率的に空気の流れを作ることができます。
家具と壁の間に隙間を作る
家具を壁にぴったりとくっつけて配置すると、風通しが悪くなってカビやダニが発生してしまいます。
ですから 換気の際に部屋全体の空気を入れ替えるためにも、壁と家具の間に隙間を作るようにしましょう。
呼吸に必要な空気を供給できる
私たち人間が呼吸をするには新鮮な空気が必要です。人が1日にする呼吸回数は約2万5,000回、1人あたり1時間に6畳分の空気が必要になるといわれています。
そのため、適切な換気が行われていない部屋の空気は汚染が進んでいます。ひと昔前の日本家屋はわざわざ窓を開けて換気をしなくても、ある程度換気ができる造りになっていました。
しかし、現代の住宅は使用材料の改良や新しい工法により、気密性が高まった造りになっています。
汚染された空気を吸い込めば、体にあらゆる害を与える可能性もあります。呼吸維持に必要な新鮮な空気を供給し、汚染された空気を排出する。これが換気の大きな目的となります。
まとめ
換気は、湿気や空気中の雑菌、不快なニオイや熱気を追い出して屋外の新鮮な空気を取りこむために欠かせません。
春や秋の気持ちのいい季節は換気しても、夏や冬や窓を閉めっぱなしでエアコンを動かしているという人もいるのではないでしょうか。それでは良くない空気がこもってしまいます。
天候が良い時は、毎日5分程度で良いので空気の入れ替えをおこなって、新鮮な空気を取り入れてリフレッシュしてください。