浴室リフォーム
■ 2020/06/14
梅雨到来!浴室のカビ対策方法
梅雨の時期に気になるのが「湿気」。特に水気の多い浴室は、カビの発生が気になる方も多いのではないでしょうか?
「ぽつぽつと黒い汚れが目に入ってリフレッシュした気にならない…」なんてことが起きる前に、しっかりと浴室のカビ対策を行いましょう。
浴室にカビが発生するのはなぜ?
カビは、浴室のような気温20℃以上・湿度70%以上の場所を好みます。そして、皮脂や石鹸カスなどを栄養源にしつつ、それらが壁や扉などに飛び散って繁殖します。
そのため、なかなか湿度が下がらないこと、カビのえさが豊富なこと、天井などこまめな掃除がしにくい場所があることなど、浴室はカビにとっての天国といっても過言ではないしょう。
浴室に発生するカビの種類
ビにはいろいろな種類がありますが、主にお風呂場で見かけるのは「黒カビ」と「赤カビ」の2種類です。カビといっても性質や対処法は異なりますので、正しく特徴を理解するようにしましょう。
①黒カビ
見た目が黒く見えるカビで、水気と湿気が多く、お掃除しにくいところに発生します。
原因菌は「クラドスポリウム」などが多く、この菌は菌糸が奥深くまで入り込み、ふき取ってもまた生えるという特徴があります。
見た目が赤く見えるカビで、触るとぬるぬるしています。
カビとついていますが、実はロドトルラと言う酵母菌が主な原因です。黒カビと違って簡単に落とすことが出来ますが、その反面 繁殖スピードが速く一週間で菌が数十億個になることもあります。
カビ予防①換気をする
カビ予防といえば、こまめな換気が大切です。
換気をすることで、浴室の湿度を下げることができます。入浴後 最低でも1時間、できれば3時間以上換気をするようにしましょう。
もし浴室に窓がある場合は、窓も開けて空気の通り道を作ることをおすすめします。
カビ予防②入浴後シャワーで流す
入浴後 浴室全体にシャワーをかけることで、カビの栄養源でもある皮脂や石けんカスを洗い流すことができます。
また、カビは高熱に弱いので温度は50℃以上にすると効果的です。
汚れが溜まりやすい天井やラックの下、汚れの通り道となる床や排水口周辺は特にていねいに流すようにしましょう。
<!>やけどをしないように、十分注意をしてください
カビ予防③水気をなくす
浴室内には換気扇を回すだけでは乾かない部分があります。
水分や湿気をため込まないためにも、入浴後シャワーの熱湯をかけた後は、浴室内の水分を拭き取るようにしましょう。
また、スクイージー(窓ガラスなどの水切りに使われる掃除用具)を使えば、手軽に早く水気を切ることができます。
カビ予防④市販のカビ防止グッズを活用する
熱湯を流したり、水気を切ったりするのが面倒と感じる方も多いでしょう。できるだけ手間をかけずにカビ予防をしたい方は、カビ防止グッズを活用するようにしましょう。
カビ予防グッズはメーカーによって、値段も方法もさまざまです。商品の特徴や口コミを見ながら、ご自宅の浴室にあったものを選んでください。
カビ予防⑤掃除がしやすい浴室にリフォームする
現在の浴室に不満がある方は、思い切ってリフォームをしてみませんか?
最新の浴室は使い勝手やデザインだけでなく、防菌・防カビ仕様のものも増えてきています。メーカーによっても特徴は違いますが、汚れ落ちがスムーズで水はけがいい床や、カビが発生しやすいパッキンがなくなったデザインの浴室ドア、カビを抑制する機能がついた浴室乾燥器、抗菌・防カビ効果を持つ樹脂でつくられた排水口など様々です。
「どうやってもカビが取れない…」「使い勝手が悪くて新しくしたい」という場合は、浴室をリフォームすることをおすすめします。
まとめ
浴室はどうしてもカビが発生しやすい場所です。だからといって放置をすると、範囲が広くなったり落としにくくなったりします。また、カビは人体に悪影響を及ぼします。
深刻な事態になる前に、早めの対処をするようにしましょう。