キッチンリフォーム
■ 2020/06/06
黒の水回りの魅力
水まわりのアイテムは、清潔感や明るさなどを求めて白色や淡い色合いのものを選ぶ場合が多いです。しかし、最近では家電製品やバスタブ、キッチン扉、水栓金具、トイレなどの水まわりの設備機器にも、「黒」を取り入れたものが増えてきました。
今回はそんな気になる「黒の水まわり」アイテムをチェックしてみましょう。
マットな風合いの黒の水栓金具
まずは水栓金具。
一般的に水栓は、金属色であるシルバーが多いです。(欧米の商品だと、金色や白色などの場合もあります)
今まであまり例がない黒の水栓。それも光沢のある黒ではなく、マットな風合いのものは、ひときわ珍しいでしょう。
この黒色の水栓は、シャープな雰囲気もありますが、どこか温かみを感じることもできます。印象がきつくなりすぎずに、周りのインテリアとも馴染みやすいことが特徴です。
静かな時間は黒のバスルームでつくる
いろいろなメーカーから発売されているシステムバスにも、黒い浴槽や黒い壁材を用いた空間プランをみることができます。たとえば、黒色の浴槽とグレーのマーブル模様の壁材を合わせてゴージャスな雰囲気にしたり、黒色の浴槽と木目調の壁材で和モダンに仕上げたり。
システムバスは、カラーバリエーションが豊富なので、浴槽、内装材、カウンターなどの組み合わせ方によってさまざまな空間を生み出すことができます。
バスルームを落ち着いた大人な空間にしたい方は、黒色の用い方を工夫してみてはいかがでしょうか?
シックで落ち着いたトイレの空間は黒のデザインで演出
最近では、トイレ空間にも快適さ、居心地のよさを求める方が多いです。
座り心地の良い椅子のようなトイレ。特に黒色のトイレの場合は、色とデザインのおかげで、トイレ空間というよりドレッシングルームという言葉の方が似合うようなオシャレさがあります。
もちろん、黒色のトイレを選んだ場合でも便器鉢内は白色になっています。そのため、汚れの確認や掃除のしやすさなどはきちんと配慮されているので安心してください。
また、便器ごと変えなくても蓋だけ着せ替えができる商品もあります。
そういった商品でブラックやグレーを選べば、手軽にモノトーンの空間を演出することができます。
黒の陶器のボウルで洗面台を個性的に
オシャレで個性的な洗面台にしたい場合、ボウルのデザインにこだわることをおすすめします。
左の画像のように、黒の陶器ボウルにナチュラルな木材をコーディネートすれば、温かみの中にモダンな雰囲気を感じることができます。
洗面台も色と素材の組み合わせを工夫すれば、個性的でセンスの感じられる洗面所になります。
リビングダイニングとコーディネートする黒のキッチン
バリエーションが豊富なシステムキッチンの扉材にも、深い色合いのものが多くみられるようになりました。ダークなブラウンや落ち着いたグレー、そしてシックな黒色など、水まわりの機器というよりは、家具のような雰囲気の素材が増えています。
扉材は大きな面積を占めるので、組み合わせるカウンタートップの素材や色で、イメージも変わってきますし、最近はダイニングやリビングと一体化したキッチンも多いので、家具やインテリアのイメージとのコーディネートにも配慮するようにしましょう。
また、扉材は一種類ではなく複数組み合わせるという方法もあります。キッチン本体部分と食器棚で色を変えたり、圧迫感をなくすため透過性のある扉材を選んだりして自分好みにコーディネートをしてみましょう。
まとめ
黒の水回りは、とても個性的な雰囲気になると思います。素材によっても異なりますが、ハードな雰囲気、クールでシャープな雰囲気、落ち着いた重みのある雰囲気にもなります。
それだけに、アイテムを選ぶ際には単体の色味やデザインだけでなく、空間全体とのバランスを考えて選ぶことを大切にして下さい。
もちろん黒に限らず、住まいの中にどんな色をもってくるのか、組み合わせるのかによって、心地よさも左右されます。色合いの好き嫌いはもちろんのこと、部屋の用途や広さ、内装材や家具、ファブリックとのコーディネートなども重要になってきます。
水まわりの場合も、キッチンであれば、ダイニングやリビングとのつながり、バスルームであれば洗面・脱衣室との関連性などに配慮して選びましょう。
黒色を上手に活用して、自分好みの個性的でモダンな空間を作ってみませんか?